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プロジェクト概要
私たちのビジョン
ZERO HUNGER
誰も飢えさせない
世界人口は2050年には、98億人へと増加し、食料危機が目前と迫っている今、「食料・飼料としての昆虫」が注目されています。
2013年には、その価値について、国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Orgnization of the United Nations)から報告書が提出されたことをきっかけに、加速度的に「食料・飼料としての昆虫」に世界中が注目するようになってきました。
Mission
昆虫が支える循環型食料生産システムの構築
農作物・食品の廃棄物を有用な動物性タンパク質に転換可能な、安全かつ優良形質をもつ昆虫品種を作出します。
この昆虫を用いて、資源循環型の省エネルギーな昆虫生産システムを開発します。
さらに、極限環境や宇宙空間でも完全循環閉鎖型の食料生産プラットフォームを構築します。
Why insects?
既存の代替タンパク質候補と比べた昆虫の利点
牛や豚といった既存の家畜と比べて、コオロギは育てる場所や水もさほど必要としません。
さらに、温室効果ガスも排出せず、環境負荷の低い生物資源であると言えます。
中でもコオロギやミズアブは飼育のしやすさや遺伝子工学技術が適用可能であることから、とくに優位性が高いとされています。
食料問題の解決策
環境負荷の低い
ムーンショット
プロジェクトで
加速可能
Impact
経済・社会・学術領域への波及効果
魚粉代替の新規飼料原料
従来の飼料原料である魚粉は高騰し続けており、2025年には現在の約1.7倍の7兆円にも昇ると言われています。コオロギやミズアブは、この魚粉に代わる新規飼料原料として期待されています。
農福連携
従来の一次産業と比べて昆虫生産は比較的軽労働であり、雇用機会の創出と社会貢献に携わる生きがいの機会をさまざまな人々に提供します。
第三の家畜昆虫
人類は、紀元前より、ミツバチ(蜂蜜)やカイコ(絹糸)を品種改良し、産業利用してきました。生産性に優れたコオロギ・ミズアブを、人類にとっての第三の昆虫家畜(食料・飼料)として確立できれば、人類の学術史に残るインパクトをもたらします。
Our Superiority
我々の優位性
バイオインフォマティクスとゲノム編集・
ゲノム選抜による加速型ゲノム育種技術マルチオミクス解析による
育種ターゲットへのアプローチ農・医・工の叡智を結集した異分野連携体制
Goal
2030年までに、昆虫を人類の食・健康と地球環境を支える新たな生物資源として活用します。
2040年までに、地球上のいかなる環境にも対応可能な昆虫生産システムを開発します。
2050年までに、宇宙空間における人類の安全・安心な食と健康を支える完全循環型の食料生産システムに構築します。